ご機嫌よう
久方ぶりのブログがこのような悲しい内容でごめんなさい
「Royal Eternity」の「sandglass」が頭の中でエンドレスリピートしている中
いまの気持ちを正直に言葉にしようと
文章を綴っています
もうCROSS VEINに脱退という言葉は縁がないと確信していましたが
この度リーダーのYoshiとドラムのShinKiが脱退する運びとなりました
4thアルバムをリリースしてから間もなく
Yoshiくんから脱退の申し出があり
私にとっても青天の霹靂でした
今思えばメンバーとして全く気がつかない距離感だったことが既に問題だったのでしょうね
根拠もなくずっと続くと能天気に考えていただけに言葉を失いました
ただ、すぐに理解できたのは
大きな決断を下したYoshiくんの考えを変えることはもうできない
そして私達に引き止められる材料は何もないということ
13年間
彼は誰よりもCROSS VEINに尽くし、大きな愛でバンドを引っ張ってくれました
Yoshiくんの努力、我慢強さの上で
私はCROSS VEINで歌い、バンドが存続できていたのです
ファンの方なら想像できますよね
Yoshiくんが私を見つけてくれなかったら
いまの人生はなかった
彼に対する長年の「ありがとう、ごめんなさい」の想い
そして5年前、希望を持って加入してくれたShinちゃんに対して
期待に添える活動が出来なかった悔しい気持ち
それらはここには書ききれないので
なぜ解散せず四人で存続する道を選んだのか
これから活動を続けていく想いをここに記させてもらいたいと思います
バンドの心臓部分であるYoshiが脱退
さらにサウンドの屋台骨であるShinKiの脱退
この二人が脱退するとなれば、いっそのこと解散した方が良いと思われる方が沢山いらっしゃることでしょう
私もそう考えた一人
YoshiのいないCROSS VEINを続けることに意味はあるのか
そもそも私自身、彼の新しい曲を作詞し歌うことができないのにそれでも歌を続けたいと思えるのか
すぐには答えが見つからなかったです
ただ困惑しながらも、いつかは向き合わなければならない現実を受け入れるしかないのでした
『Life of Veinsを完成させ、全てやり切った。
新たな夢に向かい第二の人生を歩みたい』
というYoshiくんの気持ちを理解し、応援もしています
しかし受け入れているつもりでも
Life of Veinsの一曲目
Cross for Unityがしばらく聴けなくなってしまった
数年ぶりにやっとの思いでリリースしたアルバムです
リリース直後に脱退や解散の発表をすればファンはどう思うか
考えずにはいられませんでした
せっかくアルバムを手に取ってくれたリスナーに同じような気持ちになって欲しくはない
生きている喜びを分かち合っているような、笑顔溢れるライブ
同じ空間、思い出を何百と積み重ねてきたのに
レコ発ライブもせず
最後だという想いを込めたラストライブもできず
跡形もなく消えるように解散するのは嫌
そもそも私はやり切っていないし、まだ何も成し遂げていない
・
・
・
辞めたくない理由はたくさんあります
しかし敢えて一言で言うなら
ただここで終わらせたくなかった
責任を果たすなんて立派なものではありません
CROSS VEINで、まだできることがあるかもしれないと思ったから、です
もしいま辞めたらそれは私にとってやり切ったのではなく
諦め、放棄してしまうことになる
辞めるのは簡単だけれど13年築いた歴史
一度でも手放すと、取り戻したり新たに立て直すことは非常に困難
不完全燃焼のままCROSS VEINに終止符を打つのなら
四人でもできることを精一杯やり切ってからにしたい
自己満足だろうと、往生際が悪いと言われても活動を続けることに致しました
まだまだ書き連ねたいことはたくさんありますが
今後のことはまた改めてお知らせいたします
YoshiくんとShinちゃん
脱退は彼らにとって一大決心
すぐには受け入れられないかもしれないですが、どうか彼らの今後を応援してあげてください
きっと禿げ上がるほど考え抜いて下した判断
決意は揺るがないでしょう
それでも引き留めてはいけないと思いつつ、皆さんの代わりに
「やっぱりもうちょっと続けてみない〜?」
と2〜3回聞いてしまいました
二人とも困った顔で笑っていたわ
この6人での最後の仕事となったYouTubeの座談会も
脱退するなんて嘘のような、笑いの絶えない時間でした
6人での集合写真を眺めると
遠い昔のことのような
でもずっとずっとそばにあるような
嗚呼、これが空気みたいな存在ということなのかしら
とふと思うのです
明日辺りにようゆく実感が湧くのかもしれないわね
ラストライブの予定も立てられず、皆様もまだピンと来ないかもしれませんが
兎に角、悲しい思いをさせてしまって本当にごめんなさい
もしも彼らが再び音楽で高みを目指したいと思ったとき、またCROSS VEINに帰りたいと言ってくれる
そんな活動がこれからできたら・・・
JULIA