ご機嫌よう
JULIAでございます
教養を高めるため
読書に励む毎日
といっても近頃
どっぷりと読み耽ってしまっていたのは
耽美な乙女の聖書(と言う名の漫画)
「ベルサイユのばら」
恥ずかしながら
初めて読んだ時は
10年以上も前
故にうろ覚え
歴史的背景も十分に理解していなかった当時とは違い
今読めば新たな見方ができると思った矢先
タイミング良く
身近なロイヤルお姉様が貸してくださったのです
初見のとき、「嗚呼、オスカルが男性だったら…」
と考えていた少女だったわたし
この歳で読み返してみて
何て愚かだったのかと感じました
女性だからこその美学や
気高い生き様
完璧すぎて共感というよりも
ただただ尊さを感じます
ベルサイユ宮殿を舞台に
マリーアントワネットを取り巻く
激動の時代を描いた物語
オスカル・フランソワはじめ
架空の人物もいるのですが
実際に起きた事件とのからませ方も絶妙
なにより
あの時代だったからこそ成り立ったのか
渦巻く野望と陰謀により企てられた計画が
あまりに杜撰にも関わらず
コントのように易々と成功し
混乱を招いていく様子がとても痛快で
突っ込みどころも満載なのも見どころだと思います
(と言いますか、それがお話のメインなのかしら)
見方にとっては演出など
究極にシュールで笑えてしまう場面も豊富にある漫画なので
敬遠せず是非、男性にも読んでいただきたいです
わたしがベルサイユへ訪れたとき
宮殿よりも先にプチトリアノンへ向かいました
洗礼を受けるような
お墓参りに行くような
不思議な気持ちでした
とにかく、ただただ感慨深かったです
乙女達のハートを鷲掴みする、素敵すぎる内装
心から安らぎを感じた美しい素朴な風景
マリーが世の喧騒や貴族のしがらみから逃れたかったのがよくわかります
「愛の神殿」
ここでマリーとフェルゼンは逢瀬を重ねたのね
ベルサイユのばらの感想ではなく
気が付けば去年の旅行記になってしまったわ・・・
肝心なベルサイユ宮殿は
比較的空いてはいたもの
やはり写真を撮るには
映り込みを避けるのがとても困難でした
この服装で闊歩したいとどれほど思ったかしら
池田理代子先生の
少女漫画として歴史に残る作品ですし
後世にも伝えていくべきものだというお話でした
それでは本日も
薔薇のように華麗で麗しい一日を
JULIA